代表者あいさつ

沿革

リプレックス株式会社は、インターネットを活用した新しいサービスを作ろうと、2006年に独立系のベンチャー企業として設立されました。

その後、2016年にM&Aでカシオ計算機の子会社となり、現在は2013年にローンチした自社サービス Scene を維持・発展させつつ、カシオのスマホアプリ開発、Webサービス開発などのプロジェクトにも参加し、カシオグループの一員として成長を続けています。

私は最初期の2007年にエンジニアとしてジョインし、チームのメンバーと一緒にさまざまなプロダクトを作ってきました。その後、M&Aの際に社長に就任いたしましたが、最初の数年間はとにかく会社を潰さずに正常運転することが目標でした。現在は黒字経営を維持できるようになり、次の段階である成長フェーズに移行する時期が来ました。

目標

弊社はインターネットやスマートフォンを活用した製品を開発しているソフトウェア技術の会社です。

しかしこの「ソフトウェア技術」というのはプログラミングのことだけを指しているわけではありません。お客様に良い製品であると感じていただくためには、単にすごいプログラミング技術を盛り込めば良いということではなく、お客様にどんな課題があり、それをどうやってスムーズに解決するのか、という視点を持って開発する必要があります。

いわゆる UI/UX 視点もその一つではありますが、ソフトウェア開発ベンダーとしてはもう一段メタな視点を持っている必要があると思っています。例えば、開発にかかる時間や費用、運用にかかるコスト、使用している技術の将来性、ソフトウェアの拡張性など、考えるべきことは多岐にわたります。

私はリプレックスという会社を、そういったことを考えて最適な解決策を提供することができる企業、つまり「ソリューションプロバイダ」として成長させて行こうと考えています。

文化

リプレックスを優れたソリューションプロバイダとして成長させるためには、社員一人ひとりがより良い解決策を考え続ける文化が重要です。

これは先代社長から受け継いだ言葉でもありますが、私がメンバーに伝えている言葉の一つに「お客様から"先生"と思ってもらえるようになろう」というものがあります。世の中のビジネスには売る側の立場と買う側の立場があり、売買が成立すると売る側の人が「買っていただきありがとうございます」というのが通常の取引です。一方、教師、医師、弁護士などのように、お金を払う側の方から「ありがとうございます」と言っていただける仕事もあります。これらに共通するのは、いずれの立場の人も”先生”と呼ばれているということです。”先生”は確かにお金をいただく立場ではありますが、その対価としてお客様の身に寄り添い困りごとを解決します。そのことが感謝の言葉につながるのだと思います。

私たちも、もし真にお客様の役に立つソリューションを提供し感謝していただけるような仕事ができれば、きっと”ありがとうございます”と言っていただけるはずです。これが「”先生”と思ってもらえるようになろう」という言葉の真意です(決して”偉そうに振る舞え”という意味ではありません)。

ですが、これは今日明日で実践できるような簡単なことではありません。お客様の真の要求を見極める力も必要ですし、日々変化しているITのトレンドに遅れることなく自ら進んで利用し、実際に手を動かして使ってみた上で、経験値を持って「こうするといいと思います」という提案ができなければ、正しい提案はできません。

リプレックスは従業員数20名にも満たない小さな会社ではありますが、新しいことに興味のあるチャレンジ精神に溢れるメンバーが揃っていると自負しています。

次のフェーズではこのリプレックスの文化をカシオ計算機のものづくり文化と融合させ、世の中を変えていく新しい製品を生み出していきますので、どうぞご期待ください。

 

リプレックス株式会社

代表取締役社長 大中 邦彦

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